2023-06-03から1日間の記事一覧

風と一輪挿し

風と一輪挿し 窓の横の欄干のそばの花瓶に何の花か知らないけれど一輪挿しが挿されている 窓の細い隙間から風がスーと入ってきて一輪挿しを少し揺らしながら風が静かに空気を入れ換えている 部屋の空気が甦ってきて一輪挿しとともに新鮮な感覚を与えてくれて…

淡路島音頭

淡路島音頭 夢の架け橋明石大橋 渡ればそこは淡路島 きやしゃんせ きやしゃんせ みんなが何時でも待っている 淡路良いとこ一度はおいで 花と緑に包まれたなら みんな輪になり踊ろうよ 洲本温泉裏座敷 日本に誇れるおもてなし きやしゃんせきやしゃんせ 島の…

思い出の街岡山

思い出の街岡山 駅に着いてバス停に立ち 電車の面影探しながら 街の景色見た時の 後ろ姿のあの人を思う あの日のあなたに 手を振るけれど ふたりの笑顔が離れるだけで 見えない瞳が涙に濡れて さびしい時にこの街に来るの 思い出の岡山は倉敷の街 バスに乗っ…

悲しまなくてもいいんだよ

悲しまなくていいんだよ 悲しまなくていいんだよ 誰もがみんなそうだから 誰もがみんなそうだから あなたひとりじゃないんだよ 誰もがみんなそうだから わかっているから わかっているから 悲しまなくていいんだよ 苦しまなくていいんだよ 苦しまなくていい…

月に酔って

月に酔って 窓辺に映る月明かり あなたの影が浮かんでくるの 月の雫もあなたが滲む 今夜は手酌で酔いたくなるの あなたの残したひとつの言葉 わたしの心揺らされて 月の明かりに酔いしれて 酔えば酔うほど恋しくて 月の明かりに泣き濡れて 泣けば泣くほど逢…

あなたの涙

あなたの涙 かわいそうなあなたの涙 あなたの涙はわたしが拭いてあげる かわいそうなあなたの涙 あなたの涙は私が拭ってあげる わたしも涙がこぼれそう あなたの気持ちはわからないけれど あなたの想いはわからないけれど わたしは涙に弱いから あなたの涙は…

ひとり寝枕

ひとり寝枕 女の未練を捨てにきた 今夜かぎりの旅の宿 面影消えぬ 未練が募る ああ旅路の見知らぬ町で 夢にまどろむ ひとり寝枕 別れの言葉が切なくて 通りすがりの旅の宿 あなた許して生きられないの ああ今日までわたしが悪い 夢に溺れて ひとり寝枕 思い…

青空を見つめていたい

青空を見つめていたい あなたを思うとさびしくなってくる あなたを思うと悲しくなってくる だからあなたのことは思いたくないの あなたのことは思いたくないの 今はただ心の中を空っぽにして あなたのことは忘れていたい 今はただ青空だけを見つめていたい …

ダンシングムード

ダンシングムード ダンスホールの片隅で あなたとふたり手をとって ジルバを踊れば夢の中 時たま見える囁きに 瞳をあわせば口づけを 夢を奏でるブルースに 心を寄せてふたりきり リズムをあわせて恋ムード スポットライトが影映し ふたりのハートは夢心地 ル…

ほろ酔い

ほろ酔い 今宵またバーボンウイスキー取り出して ペニーレインの素敵なあの娘を今夜の恋と 夢見て眠れば今日も過ぎ行く ゆらりゆらゆら波乗りして行けば ふらりふらふら波乗りして行けば いつかたどり着くさ探していた島へ 夢見て眠れば今日の夕陽が沈む 酔…

コップ一杯の水

コップ一杯の水 朝目が覚めた時 早朝の時間の時 コップ一杯の水を飲む コップ一杯だけでいい 健康の源となってくる そんなことをいう人がいる 嘘か本当か知らないが そんな教えを受けてみて 試してみればいい感じ 朝の目覚め 早朝に コップ一杯の水を飲む 生…

神戸物語

神戸物語 ネオンに染まる神戸元町三宮 街を流れるポートタワーライン 夢という名のあなたを尋ねて 恋という名のあなたを探して 今日もひとりトーアロードを 明日はあなたとセンタープラザ 夢のつづき恋のつづき神戸物語 ネオンに揺れる神戸元町三宮 水面に映…

夢一夜

夢一夜 時代遅れの男がひとり 路傍に咲いた花を見る 可憐な花の美しさ 見つめてひとひら手にとって 花の匂いを嗅ぎよせる 時が変わった月明かり 明かりの速さに流れてく 風の速さに身を焦がし まわりの景色に浮かべても 身動きできないひとり旅 夢の一粒拾っ…

月夜に耽る

月夜に耽る 月の光が囁いて 人の心を誘惑する 深夜のドライブハイウェイ マイカー走らせマイウェイ 夜の波間に身を投げて 深夜の道路は人影なく 道路網はひとりだけ 街路の歩道のネオン灯 あやしく道路を照らしている ひたすらマイカーと一体化して 道路は高…

よう子

よう子 プラットホームの階段 見上げる青空の下 振り向くお前の 可憐な姿 さびしい俺に やさしく微笑み 笑顔を見せて 手を振るお前 恋の予感を 瞳に感じて ひとつの夢を 追いかけて その時初めて 知ったことは 恋の始まり その名はよう子 二人歩いた街路は …

京都

京都 京都 それはあの人と出逢った街 京都 それは初めて恋を知った街 京都 それはあの人の面影が揺れる街 だからわたしは京都が好き

俺が悪いのさ

俺が悪いのさ ポイとほかしたタバコ一本の 煙が庭に立ち込める 車がすぐに走り寄ってきて 跡形を残さず踏みつぶす ひとりの男のひとつの願い さびしい男の小さな願い 煙も残さず消えていく 誰のせいでもないものを みんなこの俺が悪いのさ 窓をあければ冷た…

愛と孤独の日々の中で

愛と孤独の日々の中で この街の片隅で 満ちゆく月を眺めてる 午前3時の時間帯 孤独が身にしみ駆け巡る 人を傷つけ涙ぐみ 過去を切り捨て泣いている 明日は必ず来るものと ひとりで心に語ってる 愛と孤独に輝いて人は誰もが歩いてる 夜に両手を広げたら 巡り…

無情の雨

無情の雨 あなたとわたしに無情の雨が降る 冷たい世間の波に揉まれて ふたりはいつでも流されていく 冷たい雨が二人に降り注ぐ 悲しい運命(さざめ)だけのふたり ふたりなのですか 悲しみ堪えたふたりの道は 何処へ行っても明かりが見えない 涙に濡れてるあな…

大浜エレジー

大浜エレジー 夜の大浜海岸通り 背中を撫でる磯の風 耳をすませば波の音 聞こえてくるのわたしの胸に あああの人に逢いたくて夢でいいから 見知らぬ町へよう子がひとり 風が吹いてる城下町 頬を伝わる潮の香が やさしくわたしを引き寄せてくる ああ砂浜のひ…

雨の遮断

雨の遮断 何気なく 通りすがりの 君の後ろ姿を見ていたら 初めて会った君なのに 急に僕に振り向いて 僕の方へ歩いてくる その時見せた笑顔と瞳 長い髪をなびかせて にこやかな えくぼとまつげを投げ掛けて 何かを語りかけてくるように 一歩一歩近づいて 僕と…

一粒の真珠の涙

一粒の真珠の涙 君の見せた一粒の涙 頬を濡らした一粒の涙 僕には真珠のように見えてくる 君の涙は僕に何かを告げるけど 僕にはそれがわからない 僕には美しい一粒の真珠が見えるだけ

さすらいのテーマ

さすらいのテーマ ひとりぼっちで旅をして 夢見る人を探しても 何処にも夢は見つからず ひとりさびしく空を見上げる 口笛吹かしてすさんでも 小鳥のように囀ずって 言葉なくしたカナリアが 夢を見るように鳴いてくる 想い出だけを数えていても 心の扉を開い…