2023-06-03 夢一夜 夢一夜 時代遅れの男がひとり 路傍に咲いた花を見る 可憐な花の美しさ 見つめてひとひら手にとって 花の匂いを嗅ぎよせる 時が変わった月明かり 明かりの速さに流れてく 風の速さに身を焦がし まわりの景色に浮かべても 身動きできないひとり旅 夢の一粒拾っても はかなく淡くちぎれてく 昔気質が変わらずに 夢もさびしく逃げていく