雨色の町
黄昏の町は雨の色
町のネオンも明かりが薄い
銀杏並木の道を歩いても
行き交う人の姿は見えない
さびしい雨の雨音を聞いて
悲しい雨の囁きを聞いて
明日の何処かに夢を探して
風の便りに揺れながら
時の刻みに揺れながら
ひとりぼっちで雨に濡れながら
夕暮れの町は雨の色
雨の雫石が町並みに滲む
恋する人を探してみても
霧に包まれ隠れてしまう
さびしい雨の音色に揺れて
悲しい雨の雫石に揺れて
明日の何処かに夢を探して
雲の切れ間に尋ねながら
海の波間に尋ねながら
ひとりぼっちで雨に濡れながら