京都の宿

京都の宿

 

おひとついかが酌をして


華の香りを漂わす

祇園の音色が流れだし

小雨が囁く先斗町

静かにふたりが揺れながら

あわせた唇 京都の宿

 

 

窓の外の細雪

川面に映るセセラギの音

鴨の流れを聞きながら

寄り添う肩先河原町

あわせた瞳と瞳が語り合い

抱擁交わした 京都の宿

 

 

 

 


 

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