2023-06-05 思惟の詩 思惟の詩 通り過ぎた足跡に別れを告げて離れていく 過去に刻んだ時刻表時間とともに消えていく 黄昏時のこの時間夕暮れ時のこの時間 過去の出来事脳裏を巡り 記憶回路が甦らずに 忘れ去った蜃気楼 虚空の如く消えていく 時の流れに流されて 四方八方駆け巡り 思いを馳せても支離滅裂 思考 模索 行脚して あちらこちら残像し 後悔 懺悔したとして 戻って来ない走馬灯 果てしのない 荒野の中で ひとりさすらい さ迷う夜