2023-11-25から1日間の記事一覧

午前3時の街の片隅で

午前3時の街の片隅で 夜の鋪道で君を探しながら ひとりさ迷うこの街の片隅で 愛に溺れたふたりは 別れることしかないけれど 愛を語ったふたりは 涙に濡れて 過ぎて行く静かな時間 時計の針は丁度午前3時 白い夜霧が静かに流れる 午前3時のこの街の片隅で 君…

俺が悪いのさ

俺が悪いのさ ポイとほかしたタバコ一本の 煙が庭に立ち込める 車がすぐに走り寄ってきて 跡形を残さず踏みつぶす ひとりの男のひとつの願い さびしい男の小さな願い 煙も残さず消えていく 誰のせいでもないものを みんなこの俺が悪いのさ 窓をあければ冷た…

子守唄を歌ってよ

子守唄を歌ってよ さびしい風が部屋に押し寄せる 独り寝の悲しさに涙がこぼれでる 流れる風が冷たさを投げてきて 部屋の灯火なくしてしまう だから歌ってよ歌ってよ 赤子に聞かせる歌のように だから歌ってよ歌ってよ 明日が見える子守唄を 時計の針を聴きな…

酔いしれて

酔いしれて ひとりぼっちの夜がさびしくて 酒に溺れて泣く女 そんなに飲んでもうおよし 見知らぬ誰かが言うけれど ああ あの日のことは捨てたはずなのに ああ あなたのことは忘れたはずなのに お酒で淋しさ紛らして ああ ひとり 酔いしれて 小さなひとつのこ…

やっぱりあんたは

やっぱりあんたは やっぱりあんたは男だった 貫き通した男の意気じ 俺には真似はできるはずもない あんたの生き方こうべがさがる 今では感謝の気持ちが涌いてる やっぱりあんたは男だった やっぱりあんたは俺の親父だった やっぱりあんたは男だった 弱さを見…

大浜エレジー

大浜エレジー 夜の大浜海辺の小径 背中を撫でる磯の風 耳をすませば波の音 聞こえてきます私の胸に ああ逢いたくてあの人に 夢でいいから 見知らぬ町の旅宿 城下町の風が吹きます 潮の香りが頬を伝わり やさしくわたしを引き寄せる ああ砂浜をひとり歩けば海…

ほろ酔い

ほろ酔い 今宵またバーボンウイスキー取り出して ペニーレインの素敵なあの娘を今夜の恋と 夢見て眠れば今日も過ぎ行く ゆらりゆらゆら波乗りして行けば ふらりふらふら波乗りして行けば いつかたどり着くさ探していた島へ 夢見て眠れば今日の夕陽が沈む 酔…

夜明けへの詩

夜明けへの詩(うた) あの日のあなた今はどうしてる あの日から時はすばやく流れて 思いが巡り繰り返されて 忘れることができればいいと 悲しみに暮れる月日が続いて 日々の涙に頭を垂れて 合わせた胸に祈りを込めて 夜の明かりにランプを灯し 浮かぶ姿に身を…

俺とお前のストリーム

俺とお前のストリーム お前に初めて出逢った時は つぶらな瞳が輝いて 俺はすぐにハートを打たれ 一目見ただけで心奪われた 俺とお前に魅せられたのさ 素敵な笑顔が魅力なのさ けれども時々つれない素振り 俺は迷ってときめいてくる そんな時には町を歩いて …

あなたの愛が

あなたの愛が 恋に破れた日帰ってほしいと いくら悔やんでも戻ってこない あの日の出来事思い浮かべても あなたの声は聞こえてこない 夢の谷間で耐えきれず あなたの名前を探してみても 夢の風間で偲んでみても ふたりで過ごした愛の日々 何処にも見ること今…

ふたり道

ふたり道 冷たい世間の風を受け 流れ流され今まで生きた 運命悲しいあなたとわたし あなたの影に寄り添って 今日の今日まで忍び坂 耐えて忍んだふたり道 情けの川面に身を浮かべ 涙流して泣き濡れて 一夜一夜のさびしさに 胸を焦がして煽られて 苦労重ねて泣…

ナッシングソング

ナッシングソング 恋の終わりが来て 雨のしずくに打たれて 誰もいない街路をひとりで歩く 通りすがる人は見えない 宛てない散歩道 風の音とともに ゆらり揺られて鋪道のベンチに座る 聞こえてくるのは列車の汽笛 見つけた喫茶店 ホットコーヒー飲んでみて 時…

涙のハートシンガー

涙のハートシンガー 乾いた涙に口づけをして 別れたあの夜小雨が閉ざし 夜の波間に紅薔薇投げて 波止場の霧笛に心揺らされる 夜のネオンに身を委ねても 夜空の星に身を任せても 港のライトに涙を呼んで 瞬く星座に涙を賭けて 濁ったハートは闇夜に押されて …

ダンシングムード

ダンシングムード ダンスホールの片隅で あなたとふたり手をとって ジルバを踊れば夢の中 時たま見える囁きに 瞳をあわせば口づけを 夢を奏でるブルースに 心を寄せてふたりきり リズムをあわせて恋ムード スポットライトが影映し ふたりのハートは夢心地 ル…

裏窓ブルース

裏窓ブルース 花の咲かない路地裏通り 壁に火影が揺れている 目には映らぬ止まり木の 瞼に小雨がまたひとつ 呼べど叫べど帰らぬ人を 待てど暮らせど忍び坂 思い出させる浴衣着の 未練の傷痕目に染みる 影に隠れた流浪の暮らし 堪えていたとて日が差さぬ まだ…

純恋歌

純恋歌 恋しくて ひとりの夜に 愛しくて 涙の夜に あの日のあなたは 今は何処に 尋ねてみても わからない 帰って欲しい もう一度 今でもひとりの俺のこの胸に 淋しくて やりきれない 悲しくて あなたを思う 何故にどうして戻らない あれだけ誓った仲なのに …